なぜ?!インフルエンザ予防接種の値段が違う理由と注意点
インフルエンザの予防接種
を受けました。
私の住む地域では、予約がなかなか取れず、ようやく今日受ける事が出来ました。
(画像元:「注射」の英語|病院や会話で役立つ2つのフレーズと表現集)
料金は10割負担で、3,800円でした。
以前住んでいたところの近くの大きい病院では5,000円だった記憶があります。
そう。
値段が違うのです。
調べてみたところ、次のような理由で値段が違うとのこと。
何故値段が違うのか?
結論から言うと、保険適用外の自由診療だから。
予防接種を受けられた方は、領収書を見てもらうと分かると思いますが、負担割合が10割になっています。
自由診療とは?
医療機関での診療方法は、保険診療と自由診療の2つがある。厚生労働省が承認していない治療や薬を使用する場合などの自由診療では、公的医療保険や診療報酬は適用されず、最先端の治療を受けようとする場合や、ワクチンの予防接種、交通事故の治療や労働災害での治療、歯科で患者側の希望で、日本よりも世界の高品質の材料を使いたい場合などは、病院やクリニックが値段を決めた全額自費負担の自由診療となる。
(出典:自由診療 - Wikipedia)
なるほど、歯医者のインプラント治療などと同様に、自由診療だから費用が全額本人負担になるんですね。
でも、なんで自由診療になるの?
厚生労働省では
【インフルエンザの予防・治療について】
Q.9: インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?
インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられます。1) 流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。
(出典:インフルエンザQ&A|厚生労働省)
という様に、ワクチン接種(予防接種)に一定の効果がある事を示しています。
にも関わらず、保険診療にならない理由はなんでしょうか?
予防接種はなぜ保険適用外なの?
健康保険が病気や怪我の治療を目的としているからです。予防接種はあくまで感染しないための予防のために受けるものですので、健康保険の適用外になるのです。
そういう「きまり」という事ですね。
激しい運動は避けて下さい。
(画像元:誰でも立派なランナーになれる! | ライフハッカー[日本版])
予防接種後に必ずこの様に言われます。
何故そう言われるのでしょうか?
調べたところ、3つの理由があるみたいです。
- 激しい運動で体が疲れていたり、体力が落ちている状態だと、抗体を作ることができず効果がなくなる場合があるから。
- 予防接種はゆっくり薬液を吸収させる必要があるので、皮下注射が選択されている。皮下注射では、血液循環が良くなると、薬液が早く吸収されてしまい、急激に副作用が現れる可能性があるから。
- 激しい運動により、動悸や呼吸困難を生じることがあり、これらの症状が予防接種の副反応なのか、運動による影響なのか判断が難しくなってしまうから。
つまり、①きちんと抗体を作る為②副作用が出ない様に③副作用が出た場合に予防接種のせいかどうかを判断するためにという事です。
激しい運動ってどんな事?
水泳やマラソンなどの運動を指すようです。
またこちらのページ(「激しい運動かどうか」の基準は「走る運動かどうか」で分かれる。 | 健康のためになる30の散歩術 | HappyLifeStyle)によると走るかどうかが、激しい運動と普通の運動との別れ目みたいです。
その他の注意点は?
- 接種後、30分は急な副反応が起きることがある為、医療機関に留まるか、医師とすぐ連絡が取れるようにする。
- 接種部位は清潔に保つ。入浴は可。ただし、長湯は避けた方が良い。また、接種部位を揉んではいけない。
- 普段通りの生活をしても構わない。ただし、激しい運動を避けること。
- 万一、接種局所の異常反応や体調の変化が現れた場合には、速やかに医師の診察を受けること。
昔はお風呂もダメだったと思いますが、今は良いんですね。
まとめ
値段の安いところは直ぐに終了してしまう可能性があります。
少しでも安く済ませたい場合は、低価格の医療機関に早めに予約を検討してみて下さい。