beikunのブログ

日々感じた事を綴っていきます。偶然を楽しもう!

医療 × ITの世界

ヤフーニュース経由で「医療現場でのAI活用について」という記事を見る。

私は以前から、医療へのIT活用について注目しています。

少しでも病気で苦しむ人が少なくなってほしいという思いがありますし、専門家の判断が必要な分野こそAIに置き換わる可能性が高いと思っているからです。

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そんな中、ヤフーニュース経由でAIによる画像解析のニュースを見ました。医療現場でAI活用…効率化 患者負担も軽減 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

どういう事なのか?

通常であれば、内視鏡で映し出した病変の形状などから、医師が良性か悪性かを判断して、悪性の場合は切除する流れのところ、AIが画像解析して良性か悪性か判断する仕組みのようです。

 

この時の正答率が何と98%

しかも、瞬時に判断するとの事。

 

画像解析は、今の人工知能機械学習に向いているようなので、とても有効な使い方だと思います。

とは言え問題は無いのか?

全く問題が無いものなど、そうそうあるわけもなく次のような課題があると感じました。

1.人が成長しない

AIが判断するようになると、人が画像を見て判断する機会が少なくなるので、判断の経験が不足した医師が増えないか?

そんな心配があるかもしれません。

しかし、それってそんなに問題でしょうか?

経験が浅い医師の場合、7割しか正しい判断が出来ないという方が怖いと思いませんか?

患者の立場からすると、そういう医師に当たる方が問題です。

2.誤認した時の責任の所在

この問題の方が難しいですね。

自動運転なんかでもそうですが、ミスった時に誰が責任を取るのか?という話は出るかもしれません。

しかし、これも最終的な判断は人がして、AIはその補助をするという事なら問題なさそうです。

これなら、1の成長しないという問題も解消できそうです。

その他の技術

問診支援システムや外国語の翻訳などが紹介されていました。

最近は、病院に行くと中国人の患者をよく見るので、こういうものがあると良さそうですね。

 

しかし、私があったら良いなと思うのは、共通管理された電子カルテです。

プライバシーやセキュリティの問題があるのかもしれませんが、お薬手帳みたいなものも不要になりますし、どこの病院でも過去の病歴等が分かった方がより良い治療を受けられるはずです。

また、病気の研究にも役立つと思うんですが…

まとめ

医療分野には、ITの活用がもっと進んでも良いはずです。

それが進まないのは、プライバシーの優先や機械より人の方が信用できるという思いがあるのかもしれません。

分からないわけではないけど、日本ではこれから若い世代が少なくなり、お年寄りがどんどん増えていく事でしょう。

そんな時の為にも、医療にも、もっとITを活用すべきだと私は思います。