そろそろMacにもARMな世界がやってくるのか?
本日のMicrosoftの発表で、数多くのデバイスが発表になりました。
スマホへの再参入と言われるSurface Duoや折り畳みノートのSurface Neoなどあちこちで話題になっており、元々ソフトウェアの会社であるMicrosoftがこんなにハードを開発しているなんて、時代は変わったなと思いました。
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そのハードの中で、今回私が注目したのはSurface Pro Xです。
Surface Pro X
SQ1というSoCが採用されているモデルです。
SQ1は、SnapdragonをベースにQualcommとMicrosoftが共同開発したチップです。
つまり、ARMベースのチップです。
ARMチップは、単純な処理能力ではIntelチップにかなわないですが、速度とバッテリ寿命のバランスという点においては、非常に優秀です。
iPhoneにしろ、Androidにしろ、世の中のスマホが採用しているのはARMベースのチップである事からもそれがわかると思います。
今回の特徴は採用しているOSにあります。
Microsoftがかつて投入したARM版のsurfaceはOSにWindows RTを採用していました。
しかし、この選択により、通常利用のアプリが動かない事でユーザーからは不評を買い失敗しました。
今回はWindows10 が動くようなので、制約はあるかもしれませんが、薄くて軽く軽快に、いつものアプリが使えるなら期待したくなるのも頷けます。
Macの話
だいぶsurfaceの話に傾きましたが、MacにもARMベースのものが出るのでは?という噂が尽きません。
やっぱり、ARMベースのMacが2020年に登場するかも…? | ギズモード・ジャパン
その理由として、次の様な事が挙げられます。
iOSとの統合
プロセッサがiPhoneやiPadと同じARMベースのものになれば、アプリを移植するのが簡単になります。
実際、Project Catalystにより、iPad向けアプリがMac向けに比較的簡単に作れるようになったとの事。
(WWDC 2019:iPadアプリをmacOSアプリにする「Project Catalyst」でTwitter公式アプリも復活へ - ITmedia NEWS)
それをより容易にするためには、ARMベースのチップを採用すれば良いのです。
コスト
intelチップよりARMチップの方が安く済みます。
ARMプロセッサのCPUコアの設計は英国のARMホールディングという会社(通称ARM社)が行っています。このARM社が設計したCPUコアは「ARMアーキテクチャ」と呼ばれ、世界中の多くの企業がこの「ARMアーキテクチャ」をライセンス購入し、それに各社独自のコアセットやチップセットを付加してARMプロセッサの製造販売を行っています。
一方のインテル社ではCPUコア設計から製造販売までインテル社1社で行っています。
(シリーズコラム 「よろずIT・ネットワーク情報」- いさぼうネット)
Appleの場合、iPhoneやiPad向けのものと共通化すれば、さらにコストが下がる事でしょう。
ハードとソフトの統合
コストのところに書いた様に「各社独自のコアセットやチップセットを付加してARMプロセッサの製造ができる」というのがポイントで、Appleが開発したA13Bionic等のチップはiOSに最適化されています。
結果、ベンチマークの値よりも、体感で高速に動作させる事ができるのです。
Boot Camp
今回、Microsoft自身がARMベースで動く Surfaceを作ったことで、Boot CampでARMベースのMacにもWindowsが乗る可能性も残ったと思います。
現実には、沢山のハードルがあることでしょうが、Boot Campがあるから安心してMacを選べるという人もいるはずです。
まとめ
妄想に近い話を書いてしまった…
たまには、そういう日があってもいいかな。
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